2013年4月25日木曜日

オリーブ薫る郷愁の旅路 ~小豆島~ vol.2

前回の続きになりますが、
ちょうどこの時、
「瀬戸内国際芸術祭」というイベントが開催中でした・・・



















これは、
瀬戸内の島々や港町に、
さまざまなアート作品を配し、
それらを主に船で巡るという
画期的な催しです。

その作品は、
新進の作家から、
建築家の安藤忠男氏・写真家の荒木惟経氏
そして
映画監督の北野武氏といった
ビッグネームまで参加しているという
かなり大々的なイベントです!
 



















小豆島においても、
非常な盛り上がりを見せており、
これはそのモニュメント的な
「ザ・スターアンガー」という作品です。

現代美術作家のヤノベケンジ氏によるもので、
太陽のような球体に、
水の神である龍が鎮座するという、
堂々たるオブジェです。




さて、
初上陸の小豆島のイメージは、
穏やかな気候、暖かい人情、
二十四の瞳、オリーブ、醤油蔵・・・

ということで、
まず、醤油蔵の立ち並ぶ
「醤の郷」という一帯を散策しました。

この島には、驚くことに醤油醸造元が十数あり、
そのうち数社がここに集中しています。

その中で最大
マルキン醤油を見学しました。

西日本屈指ともいわれるその工場。

黒く特徴的な切妻屋根の建物が立ち並び、
大豆が発酵する独特な香りが、辺り一面に立ち込めます。

それは初めての感覚です。






 


















併設のマルキン記念館。
昔は、
TVコマーシャルもやっていたそうです!

で、
出口で定番のご当地ソフトを・・・(笑)
















周辺には、
大豆のもろみの香りが漂っており、
麹菌が、永年をかけて
壁面や天井や柱を黒く変色させるそうです。
年月の重みを感じます・・・





















次に中心部からはやや離れた
「ヤマロク醤油」へ。

ここは、
小さな醤油蔵という趣で風情があります。

見学を申し入れると、
店主自ら、醤油造りの工程について、
もろみ蔵を案内し丁寧に説明してくれました。

桶の中のもろみが発酵・熟成する様子は、
音がグツグツと聞こえてきそうなほどです。





























そして
何と、アイスクリームの醬油がけ!

店主がおっしゃるには、
全種試したが、「この醤油でなければダメ」ということです。

確かに上質な醤油の塩気が甘みを引き立てて、
意外にも美味しいので驚いてしまいました!

これはまさに禁断の味・・・



















そしてまた、
醤の郷界隈に戻り、
そぞろ歩いていると、
気になる場所を見つけました。

中心部の苗羽
(これで「のうま」と読みます!)
地区にある酒蔵です。



















中は、今風に改装されており、
カフェ&バーになっています。

旅の午後、
早速に、カウンターで
四種の地酒の飲み比べを楽しみました・・・(笑)





















軽い酩酊状態で
オリーブビーチにひとり佇む。

瀬戸の島の夕刻は例えようのない美しさ・・・


























(次回に続く・・・)



瀬戸内国際芸術祭2013 http://setouchi-artfest.jp/
マルキンの小豆島しょうゆ http://moritakk.com/know_enjoy/marukin_syouyu
ヤマロク醤油 http://yama-roku.net/
森國酒造 http://morikuni.jp/






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